
トランス (変圧器)についてのよくある質問
- JIS C 4304 「 配電盤用 6KV油入変圧器 」の変遷を教えてください。
- 現在運転中の同上変圧器は3種類あると思われます。
古い順に並べると下記の様になります。
JIS C 4304 1999年 → JIS C 4304 2005年 → JIS C 4304 2013年 - トップランナー2014変圧器とは?
- 6KV 油入変圧器についてはJIS C 4304 2013年に適用する変圧器でCO2を削減して省エネを実現した変圧器です。
- JIS C 4304 2013「配電盤用 6KV油入変圧器」の容量, 電圧について教えてください。
- 定格容量 (単位 KVA)
区分 定格容量 単相 10 20 30 50 75 100 150 200 300 500 三相 20 30 50 75 100 150 200 300 500 750 1000 1500 2000 - 定格一次電圧
定格容量 (KVA) タップ電圧(V) 50以下 R6600 F6300 6000 75以上 F6750 R6600 F6450 F6300 6150 - 定格二次電圧 (単相)
相数 定格二次電圧(V) 1 210-105 - 定格二次電圧 (三相)
相数 周波数 一次結線 二次結線 定格二次電圧(V) 3 50, 60 星形結線 星形結線 210 星形結線 三角結線 三角結線 三角結線 50 三角結線 星形結線 420 60 (中性点端子付) 440
- 定格容量 (単位 KVA)
- 低圧, 高圧, 特別高圧の区分は?
- 交流にあっては, 600V以下のものを低圧、600Vをこえ7000V以下のものを高圧、7000Vをこえるものを特別高圧と区分しています。
- スコット結線トランスを使用する目的は?
- 3相電圧の2線から単相負荷をとると、不平衡負荷のために電源に悪影響を与えます。
これを避けるためにスコット結線トランスを用います。スコット結線トランスは3相から2相に変換するトランスで, 2相の各々から単相負荷をとることができ, 2相の負荷が平衡すれば3相側も平衡します。
主に非常用発電機と連結して使用されます。 - 逆V結線トランスとは?
- 3相から単相に交換するトランスでスコット結線トランスと違って、負荷を平衡する必要がないので容易に使用できます。ただし3相側電流は平衡しないので注意が必要です。
1次側V相に2倍電流が流れますので、ご使用の際は注意が必要です。 - 50HZトランスを60HZ地区で使用できますか?
- 原則使用可能です。しかし60HZトランスを50HZ地区では使用できません。
- 混触防止板とは?
- 高圧コイルと低圧コイルとの間に介在させた接地銅板で、高圧側での事故やサージにより絶縁が損なわれた場合、低圧側に波及する前に地絡させ、低圧側の機器を高圧側から守るものです。
- 400V級トランスに中性点があるのは?
- 使用電圧が300V以下のトランスでは、任意の1端子にB種接地工事が施設できますが、300Vを超えているので、中性点にB種接地工事を施設するためです。