モーター、トランス、キュービクルの奥村電機
製造技術

キュービクル製造過程

当社ではお客様の仕様に合わせてキュービクルを製作しています。
豊富な在庫の中からトランス(変圧器)他の電機品を選定して短納期でお客様に提供しています。また再生品を使用することで、低コストで提供することもできます。
当社では、キュービクル総合試験、 トランス (変圧器)の単体試験をしていますので、安全性、信頼性の面でもお客様に十分満足いただけるものと自負しております。
このページでは、キュービクルの製造過程をご紹介いたします。。

(1) 御承認図面の作成

お客様の仕様を頂き、当社で御承認図面を作成します。
その図面をお客様に提出させて頂き、御承認頂いてから製作へ進みます。

(2) 内部機器の解体

当社在庫キュービクルから仕様通りの電機品が入る箱体を選定の上箱体を決定し、現状内部の機器を解体していきます。
解体が終了しますと内部の清掃を行い,場合により塗装も行います。

(3) トランス(変圧器)のオーバーホール(整備および試験)

キュービクル内部機器の解体と並行し、お客様の仕様通りの容量の トランス (変圧器)を整備および試験します。整備内容は、外観検査、清掃、塗装を行い、試験内容は変圧比の確認、抵抗測定、無負荷試験、短絡試験、耐電圧試験を行います。
油入式トランス(変圧器)の場合は、ご要望があれば下記項目も行います。

  • 絶縁油の新油交換
  • 現状の絶縁油を使用する場合は絶縁油の絶縁破壊電圧測定と酸価値測定

各試験に合格したトランス(変圧器)を箱体に実装します。試験表はもちろん提出いたします。

(4) 取り付け作業

トランス(変圧器)とあらかじめ整備していた高圧機器と低圧機器を箱体に実装して行きます。
取り付けに関しては全体のレイアウトを考え、バランスよく行います。

(5) 配線作業

内部機器の取り付け作業が完了すると配線作業に移ります。
最適なケーブルサイズを選定の上、ケーブルの無駄のないようにレイアウトを考え配線して行きます。

(6) 増締チェック

内部機器の取り付けおよび配線作業が完了しますと各連結部の増締チェックを行います。
増締チェック者は組立配線者以外の作業員が行います。
締め忘れ、緩みがあるとその部分が熱を持ち、事故につながる場合があるので、必ずミスのないようにチェックします。

(7) 外観の清掃および塗装

箱体内の作業が完了すると塗装の工程へ進みます。
外観を清掃し、塗装が必要な品物には塗装を施します。塗装が完了しますと試験以外の作業は完了します。

(8) キュービクル本体の試験

製品が完成すると試験を行いますが、キュービクルは一品一様仕様ですので内部機器によりテスト項目が変わります。
ここでは、当社が行っている主な試験をご紹介します。

  • 外観構造検査
  • 総合動作試験(主回路、操作回路、計器回路、 信号回路、FAN回路)
  • 絶縁抵抗試験及び耐電圧試験
  • 過電流継電器試験及び耐電圧試験
  • 地絡継電器試験
  • 電流計・電圧計動作試験

キュービクル試験成績表(サンプル)

(8) キュービクル本体の試験

試験項目すべてに合格したキュービクルだけを完成品として出荷しております。
再生品キュービクルを販売した場合、原則1年間保証しますのでアフターフォローも万全です。

キュービクル
よくある質問 FAQ キュービクル編

キュービクルについてのお見積り依頼、お問い合わせはこちらから

キュービクルについてご希望の製品が在庫にない場合や、詳細があいまいで判らない場合でも、お見積り・同等製品の提案等対応させていただきます。お気軽にご相談ください。