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FAQ

モーターについてのよくある質問

日本国内向けトップランナーモータ(IE3)について教えてください。

「エネルギーの使用の合理化に関する法律(以下省エネ法)」が1979年に制定され、さらに1999年にエネルギー消費効率の向上と普及促進の為にトップランナー方式が導入されました。

トップランナー方式とは省エネ法における省エネルギー基準策定方式のことで, 省エネ法で指定する特定機器のエネルギー消費効率を現在商品化されている製品の最高のエネルギー消費効率を上回る性能を目指す考えのことです。

「省エネ法」の政省令・告示改正(交流電動機の追加等)が2013年11月1付で公布・施行され、適用開始は2015年4月1日以降メーカーより国内向けに出荷されるモータが対象になりました。つまり2015年4月1日以降メーカーより出荷される電動機(モータ)はトップランナー基準を満たす製品となりました。

全ての電動機(モータ)が対象となっているわけではなく, 日本国内事情の合わせたJIS C 4213 「低圧三相かご形誘導モータ - トップランナーモータ」で規定される三相誘導モータの摘要範囲を下記に記載いたします。

【適用範囲】

周波数50Hz及び/又は60Hzの単一速度低圧三相かご形誘導電動機のうち, トップランナーモータについて規定する。この規格は, 二つ以上の電圧及び/又は周波数の定格をもつモータに適用されます。

  • 定格電圧は, 600V以下
  • 定格出力は, 0.75kW以上, 375kW以下
  • 極数は, 2極, 4極又は6極
  • 使用の形式は, S1(連続使用)又は80%以上の負荷時間率をもつS3(反復使用)
  • 駆動の種類は, 商用電源駆動
  • 箇条6の設置場所の条件に適したモータ

また, 次のモータにも適用する。

  • 特殊なフランジ, 脚及び軸の寸法をもつモータ
  • 軸及び/又はフランジの形状によらず, ギヤードモータ及びブレーキモータに組み込むモータ

ただし, 次のモータには適用しない。

  • インバータ駆動専用に製作したモータ
  • 機械(例えば, ポンプ, ファン及びコンプレッサ)に組み込んで, かつ, 機械から分離して試験ができないモータ

【除外機種】

  • 特殊絶縁
  • デルタスタ-始動方式
  • 舶用モータ
  • 液中モータ
  • 防爆形モータ
  • ハイスリップモータ
  • ゲートモータ
  • キャンドモータ
  • 極低温環境下で使用するもの
  • インバータ駆動専用設計で他力通風型のモータ

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